2015年12月8日火曜日

2015.12.08 [4年生 共に生きる]


4年生のくすのきでは、福祉分野の学習として「共に生きる」という単元があります。高齢者や障がい者など、身の回りにいる様々な人について理解し、自分がどのように関わっていけるのか、またどのように関わるべきなのかを学ぶのがめあてです。11月から12月にかけての授業の中で、3つの体験を交えて学習を進めました。

 

①高齢者体験

 高齢者疑似体験セットを装着して、校内を歩きます。教室から階段を下りて靴を履き替え、ウサギ小屋とブランコの前に設置されている文章を読んで、また教室に上がってきます。普段なら3分もあれば十分にできることですが、ペアの介助者役の児童に付き添われながら10分以上かけて体験しました。


 
 


②車いす体験

 教室内の狭い通路、1階の傾斜のある廊下と昇降口の段差、事務室前のスロープの3か所で体験を行いました。車いすに乗って自分で動く時、車いすに乗って押してもらう時、車いすを押す介助者の時それぞれの怖い所や難しい所、気をつける所を意識しながら活動しました。
 
 
③聾唖者の話
 耳の聞こえない方(聾唖者)を講師としてお招きし、お話を伺いました。耳が聞こえなくてもコミュニケーションをとる方法を考え、空書や身振り手振りなどで、コミュニケーションをとりました。校長先生に手話で通訳をしていただきながら、子ども時代の学校生活のことや普段の生活についての質問に答えていただきました。簡単な手話で、挨拶やお礼を伝えることもできました。